アメリカの持ち家率と賃貸率:Los Angelesは一番賃貸率が高い

持ち家世帯は8年ぶりに減少(0.1%減)、その代わり、賃貸世帯が大幅に増加(2.6%増)しました。約10年ぶりの増加停止は、住宅政策や金融環境の微妙な転換点かもしれません。中でも、ロスアンゼルスは、一番賃貸率が高くなっています。
米国では、およそ3分の2の世帯が持ち家で暮らし、残りの約3割が賃貸です
ロサンゼルス市では、およそ3分の2の世帯が賃貸であり、非常に高い賃貸率です。
【その背景には、次のような点が考えられます】
1.モーゲッジの利率が高い事。
2.不動産の価格が高騰している事。
3.経済の見通しが立たない事。
4.若い人の結婚年齢が遅くなり、その分子供を持つ事も遅くなり、結果として賃貸物件に暮らす事が増えている。
アメリカ全国の持ち家率と賃貸率(2025年初頭)

ロサンゼルス郡全体で見ても持ち家率は約45%と、州および全国平均を下回っています。

賃貸世帯:世帯主が国勢調査局に物件を貸し出していると報告している世帯
持ち家世帯:世帯主が物件を所有していると報告している世帯を指します。
賃貸世帯数は2.6%増加し(推定4,640万世帯)最も大きな増加率となりました。
これは、レッドフィンが米国国勢調査局のデータに基づいて分析したものです。
レッドフィンの経済調査責任者であるチェン・チャオ氏は、
「住宅価格の上昇、住宅ローン金利の高騰、そして経済の不確実性によって住宅を所有することがますます困難になっているため、アメリカの住宅所有者人口はもはや増加していません。また、人々は結婚や出産の時期が遅くなっており、住宅購入の時期も遅くなっています。これも影響している可能性があります。」
と述べています。

米国の住宅所有率は65%
7月の住宅販売価格の中央値は前年同月比1.4%上昇の44万3,867ドルとなり、7月としては過去最高を記録しました。また、住宅ローン金利は現在6.56%で、パンデミック中に記録した史上最低水準の2倍以上となっています。
その結果、より多くのアメリカ人が住宅購入ではなく賃貸生活を選択するようになり、資産形成の重要な手段である住宅資産を放棄する人が増えています。
朗報としては、金利はここ数週間で低下し始めており、年初に7%を超えていたピークからは低下しているということです。これにより、一部の買い手が傍観者から脱却しつつあるようです。
These articles are originally from Redfin Real Estate News.
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