最近、「不動産開発がまた元気を取り戻すかも？」という明るいニュースが聞こえてきました。もし本当にそうなら、今こそが最高のタイミングかもしれません。
というのも、アメリカでは最近、政府の公共事業や貿易の問題など、不安になる話題が多く、「経済って大丈夫かな…」と心配になりがちです。でも、そういう時こそ、前向きな動きにも目を向けることが大事。必要以上に慎重になりすぎると、チャンスを逃してしまうかもしれません。
たとえば、コロナ後の影響でオフィスビルの空きが目立ち、高層ビルが以前の半額以下で売られることもあります。でも、実はそれを「買いたい！」という人たちが現れています。つまり、「今のうちに買えば、これから価値が上がるかも」と期待している人がいるんですね。
不動産の大手企業CBREによると、2025年の第一四半期（1月〜3月）の不動産投資は、前年より14%も増えたそうです。特に、民間の投資家や年金・保険などの機関が積極的でした。銀行も不動産ローンを多く提供しており、全体の3割を占めています。
それだけではありません。テキサス州のサンアントニオでは、新しいホテルの建設やリノベーションがどんどん進んでいますし、コロラド州デンバーではアパートの建築ラッシュ。さらに、昔ながらのショッピングモールも、住居やオフィスなどが合わさった“複合施設”に生まれ変わろうとしています。
これらの動きを見ると、「アメリカの不動産、これからまた元気になるかも！」と期待してもよさそうです。いろいろな不安はあるけれど、それでも前に進む力があるのが経済の面白いところですね。
If real estate development is on the verge of a comeback, as we hope, it could not have chosen a better time. With all the worry around federal public works, trade wars and related matters, it’s easy to ignore what could go right with the U.S. economy. That would be a mistake if it leads to excessive caution. The historic post-pandemic reckoning over office building vacancies is still unfolding, with some city-center skyscraper properties changing hands for a fraction of their previous value. But these deals are a sign that buyers believe a turnaround is possible. Real estate broker and consultant CBRE reported in May that its first-quarter real estate investment volume rose 14% over the same time last year, with private and institutional investors leading the way. Banks accounted for 31% of the quarter’s loan closings, with commercial mortgage-backed security investors and life insurers the next most active. Tourist-minded San Antonio is busy with new hotel and renovation projects and plans, apartment buildings are under construction in Denver and Class B shopping malls are being repurposed in the U.S. into mixed-use developments, reports Matthews Real Estate Investment Services.
June 4, 2025
大谷マスエ (Kim Choi)
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2025年6月4日,ENR Editorial Boardの記事を元に、筆者が和文抄訳し加筆修正を加えたものです。内容の真偽については原文を正として取り扱いください。