2026年カリフォルニア住宅市場 予測発表

赤平 朱美

2025年9月17日のカリフォルニア不動産協会の発表によると、住宅の購入負担がやや改善することにより、2026年のカリフォルニア州の住宅販売件数と中央値価格は小幅に上昇する見込みです。

中古一戸建て住宅の販売件数

2026年は 274,400戸 と予測され、2025年の見込み 269,000戸 から 2%の増加となります。

住宅価格中央値

2026年は 90万5,000ドル に上昇すると予測しています。2025年は 87万3,900ドル(2024年の 86万5,400ドル から +1.0%)が見込まれており、2026年はさらに +3.6% 上昇する見通しです。

住宅購入のしやすさ(Housing Affordability Index)

2024年の16%から2025年は17%、2026年には18%と予想。金利低下と在庫増加により、購入できる世帯割合はわずかに改善する見込みです。

金利と経済環境

30年固定住宅ローン金利:

  • 2025年平均:6.6%
  • 2026年平均:6.0%(低下の見込み)
  • → 依然としてパンデミック前の水準より高いものの、過去50年の平均(約8%)を下回ります。

経済見通し:

  • 米国のGDP成長率 は、2025年に +1.3% の伸びが見込まれる一方、2026年には +1.0% へと減速する予測となっています。
  • カリフォルニア州の雇用成長率 は、2025年に +0.4% 増加した後、2026年にはさらに鈍化し +0.3% の上昇にとどまる見込みです。
  • 失業率 は2024年に 5.3% であったが、2025年には 5.6% に上昇し、2026年にはさらに 5.8% へと上がると予測されています。
  • 消費者物価指数(CPI) は、2025年の年間平均で 2.8% とやや低下した後、2026年には 3.0% へ再び上昇する見通しです。

住宅供給:2026年は改善が続き、パンデミック前水準に近づく見込み。アクティブリスティングは前年比で約10%増加の予想です。

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赤平 朱美(Akemi Akahira)
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September17、 2025 The California Association of REALTORS®の記事を元に、筆者が和文抄訳し加筆修正を加えたものです。内容の真贋については原文を正として取り扱いください。