アメリカ不動産投資家さん必読【高金利の今での不動産の供給不足のカリフォルニア州で不動産を少しでも高く売るための最新トレンド3選】

住宅ローン金利の上昇に伴い、多くの住宅所有者が自宅の販売価格について心配しています。しかし、アメリカの大手不動産検索サイトZillowの最近のレポートによると、買い手の魅力と価値を高めるためにできることはたくさんあるようです。

不動産サイトは、2022年に売り出された約200万戸の住宅からデータを収集し、住宅価格と、物件説明で言及された271の特徴やデザイン用語を分析した。それによると、これらは住宅販売価格の上昇に対応する特徴であることがわかりました。不動産の売却をお考えの方はぜひご一読ください!

プロ仕様のキッチン設備

Zillowの調査によると、住宅の価値を高める物件は、プロ顔負けの調理設備の有無によることがわかりました。スチームオーブン、ピザオーブン、プロ仕様の家電製品などの設備は、これらの設備がない類似物件と比較して、販売価格を5.3%も上昇させました。これらの設備は、米国の一般的な住宅の価値を最大17,400ドル上昇させたという事がデータからわかりました。

Zillowの住宅トレンドエキスパート、Amanda Pendletonはこのようにコメントしています。「すべての住宅購入希望者がプロ仕様のキッチンや庭のパッティンググリーンを求めているわけではありませんが、そうした購入者は、こうした個性的な設備にお金を払う顕著な傾向があります。パンデミック後の住宅購入者は、自分を見つめ直す時間が十分にあったため、住宅に何を求め、何を必要としているのかがより明確になりました。」

価値を高めるその他のキッチンの特徴として、流行のテラゾー(人造大理石)のテープルトップと床があります。これらの仕上げが施された住宅は、同等の物件よりも2.6%高い8,511ドルで売却されました。また、ソープストーン(滑石、かっせき)を使用した住宅は、大理石や御影石を使用した住宅よりも2.5%高い価格で販売されました。

2022年は2年連続でクオーツストーン(サイルストーン)が人気の高いキッチンカウンターの材質であったことも、注目すべき結果でした。今後数年のうちに家を売りたいと考えてキッチンやバスルームを改装するのであれば、石材の代替品と比較して比較的手頃な価格で、耐久性に優れたこの仕上げを検討する価値があることは間違いないでしょう。

シェッド

また、英語ではShedsと呼ばれ、日本語だと納屋、物置、小屋に該当するような小スペース、特にオフィス、リラクゼーションルーム、ヨガスタジオなど、プライベートな生活空間として再利用される傾向が顕著でした。このような部屋の増改築で平均約2.5%の売値増加がありました。ですから、近年追加したのであれば、投資に見合うだけの価値があったということ理解できます。

モダンファームハウス

アメリカでファームハウスとは元来農家が農業の隣に建てた母屋という意味でしたが、「モダンファームハウス」とは大きめの庭や家庭菜園ができるような郊外の一軒家という意味に結果的になっています。Zillowの調査結果の中で興味深いのはモダンファームハウスの価値が2.4%上昇したとも述べられています。モダンファームハウスのトレンドに飽きたという意見も多いようですが、買い手が求めている人気のある選択肢であることに変わりはないようです。

その他売却益を上げる為の設備

このレポートでは、住宅をより早く売却するのに役立つ設備に関するデータも共有されています。家を早くそして高く売却したいなら、ドアベルカメラ、ヒートポンプ、フェンス付きの裏庭など、簡単で比較的手頃な価格のアップグレードを加えることを考えてみてはいかがでしょうか。また、不動産の設備投資は家屋とは別の減価償却期間が細かく決められておりますし、これらを正確に申告することで節税効果も見込めます。