カリフォルニア不動産ライセンス試験に合格する秘訣

私がカリフォルニア州の不動産セールスパーソン試験講座を開いてからもう21年経ちました。
確か、2001年の2月が最初の出だしだったと思います。それから毎年沢山の生徒さんに参加して頂いております。
最初の頃は大変忙しく、私だけでなく弊社の中でブローカーを持ちベテランになった方にも、時々講座を手伝ってもらう事もありました。本社だけでなく、コスタメサオフィス、ソーテルオフィス、サンディエゴオフィスでも授業を開いておりました。週5回も行うときもありました。コビッドが流行るまでは、対面の授業が普通で、捕捉でスカイプで遠方の方には受けてもらっていました。
現在は週1回の火曜の夜だけです。そんな中、三つのタイプの生徒さんが見られます。
1.すぐに試験に受かる方、2.なかなか時間のかかる方、3.結局諸事情であきらめる方、等沢山見てきました。
この3の場合は多くは生活環境の変化で続けるのが難しくなった方達です。例えば日本に帰国とか、他州に移動とか、子育てが始まったとか、さまざまな生活の変化からです。
私は、ここで1と2のケースに関して私の経験から秘訣を申し上げましょう。
1.これは理想的な試験勉強をされた方です。私が最もお勧めするタイプです。
  まず、計画を持って私の講座に参加される方がこのタイプです。そして必ずそこにはライセンスを取る目的を
  持っております。しかも何時までにとか期限付きですね。私の講座は、試験に出るReal Estate
Principlesを履修するのですが、
まず1章から15章を2回受けます。それで大体4カ月です。3ヶ月目から試験対策のクラッシュコースも受け出します。
  そこで、試験問題文に慣れていきます。そして、ご自分でどんどん過去問をこなしていきます。5ヶ月目からは州の本試験も受けます。この頃は、1~2ヶ月だけ昔の大学受験のつもりで頑張ります。過去問を2000問やればもう大丈夫でしょう。
  本試験は毎日のようにやっておりますので、どんどん落ちては直ぐに申し込みして次の試験に向けて準備するのです。たった一回$60です。
  日本の宅建試験の様に年に一回ではありません。毎日のようにやっております。決して一回でパスしないといけない訳ではありません。
  とにかく、これは短期勝負のつもりでやるのが一番でしょう。
2のなかなか時間の掛かる方は、それこそ1年から2年かかっております。ここには2つのタイプがあり、
 A.完璧主義の方で、完全に用意できるまで試験を受けない方です。私の授業を教科書を3回も5回もぐるぐる回って受けている方です。私が言いたいのは、完璧な準備は要りません。とにかく70%が取れればいいのですから、
どんどん試験を、まず慣れるつもりでうけていったら良いのです。決して一回で通らないと不名誉とか考えない事。
 B.ただ私の授業に参加されていて、あまり勉強するつもりがない方。確かに授業に参加するのは良いのですが、自分の知識として身に着ける勢いを持たない方は、ただ時間を取っているだけです。
また、どのタイプにも言えますが、試験に受かる最重要な事は、理解する事です。一つ一つのクイズにはポイントがあります。そのポイントを押さえ、なぜこの答えなのかを理解する事です。ただ単に覚えこんでも役に立ちませんし試験にもなかなかパスしないでしょう。真剣に勉強している方は、私の授業中によく質問してくれます。あるいは後でメールで聞いてきます。それが大切であり、私もその方が試験をパスすると嬉しくなります。
では、皆さん、肩の力を抜いて一気に駆け抜けるように試験をパスしてください。
*補足ですが、今では日本からも私の授業を受けてもらっています。日本からの生徒さんでも私の授業を受け、こちらに来て州の試験を受ける事が出来ます。唯ライセンスは例えパスしても労働ビザがないと発行されません。